当院では「在宅医療診療」を行っております。
ご自宅や介護施設を定期的に訪問し診療を行います。
夜間・休日も電話対応し、必要に応じ往診も致します。
在宅医療診療の内容
① 幅広い疾患に対応
治療が必要にもかかわらず、通院が困難な方で、住み慣れたご自宅での治療を希望される方が対象で、幅広い疾患に対応しています。
- 訪問診療の対象となる方
当院でお引き受け可能な疾患・処置はこちら - 医療機関への通院が困難な方
- 病院から退院してご自宅で療養される方
- ターミナルケア(安らかな最期を迎えるための援助)が必要な方
② 毎月の定期往診
② 毎月の定期往診
原則として月1回以上、予め計画した日時に医師がご自宅をお訪ねし、診療・検診・お薬の処方などを行います。③ 24時間365日の医療的支援
③ 24時間365日の医療的支援
安心してお過ごし頂けるよう、24時間365日の医療的支援を行っています。④ 薬局との連携による薬の配達と服薬指導
④ 薬局との連携による薬の配達と服薬指導
薬剤師による訪問指導には、患者様の「同意」が必要です。介護保険では薬剤師の訪問指導のことを「居宅療養薬剤管理指導サービス」と言います。当院でお引き受け可能な疾患・処置
- 疾 患
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- 末期がん
- 末期の心不全・呼吸器疾患
- 認知症
- パーキンソン病・ALSなどの神経疾患、精神疾患
- 糖尿病・高血圧・高脂血症・リウマチ疾患
- 脳血管疾患(脳梗塞後・脳出血後・くも膜下出血後など)
- 運動器疾患(骨粗鬆症、圧迫骨折、変形性関節症、 大腿頸部骨折)
- 老衰、コロナで自粛して足腰が弱って通院できなくなった方なども大丈夫です
- 処 置
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- 医療用麻薬
- 在宅酸素・気管カニューレ交換
- 中心静脈栄養管理 / 挿入から栄養管理
- 経腸栄養の管理 / 胃瘻チューブ交換、栄養管理
- イレウス管の管理・ストマの管理
- 胸水、腹水の穿刺・排液
- 尿道カテーテル管理
※その他も相談に応じて、お引き受けしますので、お気軽にご相談ください。
在宅医療のメリット
- 持病があっても住み慣れた環境で安心して療養できます。
- 通院が難しくても、医師・看護師がご自宅・施設に訪問します。
- 外来や療養病棟と変わらない医療を受けられます。
- 特別な管理が必要な場合(胃ろうなど)でも対応できます。
- 他科の薬もまとめて管理し、多すぎる薬は整理することができます。
- 看護・介護などの多職種連携で生活全体をサポートします。
- 体調の小さな変化にも24時間・365日対応します。
- ご本人・家族にとって負担の大きい入院を、極力減らすことができます。
- 必要に応じて、地域の病院での検査や入院もできます。(当院は在宅機器も充実しており、自宅での検査もある程度可能です)
- ご希望に応じて、在宅でのターミナルケア・看取りもできます。
当院医師は緩和ケア講習会終了医師で、終末期の呼吸苦、痛みといった症状を取り去る緩和ケアを得意としております。
積極的治療は希望されず、苦痛症状を取り去ることを目標としたい患者様は是非ご相談ください。
積極的治療は希望されず、苦痛症状を取り去ることを目標としたい患者様は是非ご相談ください。
当院の在宅医療機器
当院の在宅医療機器は、患者様が病院まで行くことが難しい状況を想定し、自宅ですぐに行える検査・治療を目指して、様々な医療機器を常備しております。採血からエコーや内視鏡に至るまで自宅で検査を受ける事が可能です。
- 携帯型エコー
- その場(自宅)で、肺、心臓、肝臓、腎臓、膀胱などの異常を確認するのに使用します。
- 生化学・血液ガス分析測定機器
- 呼吸困難などの症状の際に、迅速に採血を行い、血液中の生化学データ、酸素濃度、二酸化炭素濃度を確認するために使用します。
- 携帯型内視鏡
- その場(自宅)での胃瘻の交換や食道・胃の異常の確認に使用します。 痰の吸引なども行えます。
- ポータブルレントゲン
- 肺炎や腸閉塞、骨折などの診断に使用します。その場(自宅)で、組み立てて2~3分で自宅でレントゲン撮影できます。
- 小型BNP測定器
- 心不全のマーカーであるBNPを迅速に測定し、心不全の有無を評価します。
- Hemocue
- 感染症の迅速な診断・治療のため、白血球とその分画をその場(自宅)で確認するために使用します。
- ピッコロエクスプレス
- 肝機能、腎機能、電解質、脂質、血糖、炎症反応などの基本項目は10~20分程度で判明し、その場(自宅)で結果説明が可能です。
- 嚥下内視鏡(※)
- 嚥下内視鏡の利点は手軽で時間的制約が少なく、在宅でも行うことができ、通常の食品の摂取状態を確認することができます。
※ 嚥下内視鏡について(補足)
嚥下機能の評価には、水飲みテストなどの機器を使わない方法と、嚥下造影検査(VF = VideoFluoroscopic examination of swallowing) 又は嚥下内視鏡検査(VE = VideoEndoscopic examination of swallowing)の機器を使った検査が行われます。 機器を使わない検査では「嚥下障害らしさ」を知ることはできますが、治療を行うに当たっては機器を使った造影による診断が重要になります。 嚥下造影検査はレントゲン室などでバリウムを混ぜた食事を飲食して透視します。対して嚥下内視鏡は鼻から内視鏡(カメラ)を挿入し、検査を行います。嚥下内視鏡の利点は手軽で時間的制約が少なく、在宅でも行うことができ、通常の食品の摂取状態を評価することが出来る点です。 当院での指導の際は内視鏡の映像を映し、体位や食形態での呑み込みの状態をご家族や介護者と一緒に観察することで、ご自宅の環境でのより分かりやすい指導を行うことが出来ます。
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