宇都宮内科クリニック

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宇都宮内科クリニックは、愛媛県西予市にある、内科・消化器内科のクリニックです。

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健康にかかわる「お通じ」の話12018.10.11 院長ブログ

こんにちは、宇都宮内科クリニック院長の宇都宮大貴です。朝晩涼しくなってきましたが、体調など崩されていませんか?

季節の変わり目である、この時期は急激な気温の変化により自律神経のバランスを崩しやすい季節でもあります。今回は最近多い下痢についての話です。

「下痢が治らない」、「便に血が付いた」などの症状で

        お困りではないですか?

 

 下痢を起こす疾患は多岐に渡ります。ちなみに、慢性的な下痢症とは、回数にかかわらず4週間以上続く軟便と定義されています。今回、悪性疾患(癌やリンパ腫)、胆膵疾患(胆嚢・胆管や膵臓は消化液を作る場所なので悪くなると下痢、特に脂肪下痢を来します)以外の消化器疾患として重要な、近年注目されている慢性下痢・血便を来す5つの疾患を取り挙げてみました。

1.クローン病
クローン病は、以前はまれな疾患とされていましたが、年々増加し続け、平成26年度は日本で約4万人の患者さんが登録されています発症時期は10-20代が多く、男性で20-24歳、女性で15-19歳が最も多くなっています。2:1の割合で男性の方に多くみられます。クローン病は炎症性腸疾患のひとつで、主に小腸や大腸などの消化管に炎症が起きることによりびらんや潰瘍ができる原因不明の慢性の病気です。主な症状としては、腹痛、下痢、血便、発熱、肛門付近の痛みや腫れ、体重減少などがあります。また、さまざまな合併症が発現することがあります。

2. 潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は、以前はまれな疾患とされていましたが、年々増加し続け、平成26年度末には日本で約17万人の患者さんが登録されています。
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に潰瘍やびらんなどの慢性的な炎症が起こる病気です。20代から30代の若年者に好発する病気で、発症年齢のピークは男性が20-24歳、女性が25-29歳といわれています。しかし、小児や50歳以上でもみられるなど、幅広い年齢層で発症する可能性があります。同じ炎症性腸疾患のクローン病とは違い、潰瘍性大腸炎に性差はありません。潰瘍性大腸炎は、炎症の広がりによって直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型などに分けられ、炎症の程度により症状も異なります。一般的な症状には、下痢や血が混じった粘り気のある血便があります。

3. 乳糖不耐症
乳糖不耐症とは、消化酵素のラクターゼの欠乏により乳糖が消化できない状態のことで、下痢や腹部のけいれん痛を起こします。乳糖不耐症がある小児では下痢がみられ、牛乳が食事に含まれていると体重が増えないことがあります。
成人では、腹部の膨満やけいれん痛、水様性下痢、鼓腸、吐き気、腸のゴロゴロ音またはゴボゴボ音(腹鳴[ふくめい])がみられることがあり、乳糖を含む食事を食べた後、30分から2時間で切迫した便意が生じることがあります。成人では通常、250~375ミリリットル以上の牛乳を飲んだときだけ症状が現れます。

4. 過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは、検査を行っても疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛、腹部膨満感などの下腹部の不快な症状が起こり持続するものをいいます。
命にかかわる病気ではありませんが、突然起こる腹痛や下痢、腹部の不快感などにより、生活の質(QOL:Quality of life)を低下させます過敏性腸症候群は、20~40歳代に多くみられます。先進国に多い病気であり、日本においては10~15%程度の方にみられるというデータもあります。男性と女性では、1:1.6でやや女性に多くみられます。
症状によって下痢型、便秘型、混合型(下痢と便秘が交互に繰り返す)、分類不能型に分類されます。

5. 好酸球性食道炎、好酸球性胃腸炎
食物を含む物質が抗原となってアレルギー反応がおこり、食道あるいは胃/腸に好酸性の白血球が浸潤して慢性炎症を引き起こし、これが原因となって食道や胃腸の正常な機能が障害される疾患です。好酸球性食道炎では、胸痛、胸やけ、嚥下障害、食物のつかえ、腹痛などが主な症状です。好酸球性胃腸炎では、腹痛、下痢が主な症状です。両疾患ともに喘息などのアレルギー疾患を合併する頻度が高いことがわかっています。クローン病や潰瘍性大腸炎同様、診断には内視鏡+生検が必要です。また、クローン病や潰瘍性大腸炎同様、国の難病に指定されています。

この他にも下痢や血便の原因は多数あります。原因が良く分からない慢性的な軟便や下痢にお悩みの方は、当院へ御相談ください。

 

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